家の玄関を開けると
玄関の前で自転車を手に持ち、立つ尽くすおじいさんがいて
私;「大丈夫ですか?」
おじいさん;「大丈夫。。。」
と、返答はしてくれたものの様子がおかしい。
「家の人に電話して、来てもらう?」
一人暮らしだから誰もいないし、親族も救急車も呼びたくない。
手には転倒した傷があり、仕方ない。
私;「家まで送りますよ」
自転車を押して、一緒に歩いてみたけど1mほどしたら
ちょっと休みたいと座り込んでしまった。
帽子をかぶっていた頭をよく見ると、汗をびっしょりかいていて
脈を取られせもらったら、手は冷たく、脈が弱い。
受け答えにはっきりと答えるし、簡易の脳卒中検査には異常なし。
胸の痛みもないから、低血糖を起こしているのかな。
何時に出かけたか聞くと11時頃で、スーパーでお弁当を買って来たと。
私が声をかけたのは15時半頃。
我が家から自転車で5分もあれば行けてしまうスーパーへ
4時間半ほどかかっている。
偶然にも、今日私が別のスーパーへ買い物に行き
甘い物が食べたくなり、チョコレートを買ったところで
最後の一切れが残っていたー。
早速、おじいさんにあげて、食べてもらうと汗は引いてきて
脈も少し戻ってきた。
ただ、足が動かなくなったと訴えるおじいさんを
どうやって家まで連れて帰ろうか。。。
風が涼しくなってきて、汗をかいたから風邪を引いてしまっては大変。
通りかかって声をかけて下さる方に「車を出せないですか?」
と聞いてみたり、おじいさんの自転車で2人乗りするか。。。
どうしようかと考えていたら、通りかかった車から
「どうした?大丈夫かー?」
なんと、おじいさんのご近所さんが車で通りかかり
おじいさんを車に乗せて、連れて帰ってくれたのです!神(○´∀`○)
その車の後ろをおじいさんの自転車で追いかけて
家まで付いていき、家の中まで送り届けたのですが
おじいさんが終始
「足が急に動かなくなった。なんでだろう」
と、寂しそうにつぶやいていました。
親を介護中に、自力で歩けなくなった方が
「なんで、自分の体なのに動かせないのだろう」
嘆く人をとても多く見てきました。
自分の体なのに、自分で動かせなくなる。
とても辛い事だと思います。
でも、あるとき急にそうなってしまったと思いがちですが
事故でない限りは徐々に自分で作ってしまっているのです。
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この小さな内から、ケアができるとあるとき急になんてことには。。。
本来なら、歩けば歩くほど元気な体になれるのですから。
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【余談】
家に着いて
ご近所さん;「デイサービスとか使ってないの?」
おじいさん;「何も使ってないし、誰も来ていない」
私;「今まで一生懸命働いて税金納めてきたんだから、ちゃんとその分を使ってね」
ご近所さん;「そうそう、〇〇さんはお金持っているんだからー」
私;「えっそうなの!それだったら私がお手伝いに来ようかな~♪」
おじいさんにっこり笑って;「それがいい!」
最後は笑顔を見せてくれました(笑)
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