第4話 母が脳梗塞で意識不明。私が取った行動は

介護

もう、ピーピーうるさい!

2度目の呼吸困難を起こした日は兄が母のそばについていました。
水曜日に担当した医師が
(その病院では主治医制ではなく、曜日ごとのアルバイト医師でした)

呼吸器をちょっと外してみて、調子が良さそうだと
すぐに口から呼吸器を外したそうです。

その直後に母は呼吸が上手く出来ないので、兄が看護師さんに訴えると

「呼吸器を付けていた人はすぐには呼吸が上手く出来ないから」

と言い、様子を診てくれなかったと。
そして、みるみる顔色が変わり、物凄いうめき声をあげて。。。

その声が聞こえたのか医者がすぐさま駆け込んできて
人工呼吸器を再び付けたら全く動かない状態に。
その時、医師が兄に言ったのは

「肺炎の菌が残っていたのでしょうね」

その一言だけだったと。

 

それを聞いて

なんでもってきちんと調べないのか。
なんでもっと適切な処置をしなかったのか。
そんな一言で片づけてしまうなんて。。。

悔しくてたまらなかった。

 

その晩は兄と2人で病院に泊まり
2人で母に声をかけマッサージをしていると
他の患者さんの人工呼吸器が鳴り出すと

「もう、ピーピーうるさい!」

と、怒鳴りながら病室に看護師が入ってきたのです。

 

兄と私、その姿を見てお互いに目を合わせて

「この病院にお母さんを1人に出来ないね」

そこから4か月の間、病院へ泊まり込む生活となりました。

 

母が脳梗塞で意識不明。 私がとった行動は ~入院から退院までの道のり~

 

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