第2話 母が脳梗塞で意識不明。私が取った行動は

介護

桜を一緒に見ようね

意識が戻ったので
すぐにでも人工呼吸器を外したいと申し出ると
日曜日で医者がいないので、翌日月曜日に。

月曜日に来た医師から

「お母さまは脳梗塞と肺炎を起こした疑いがあり
薬を投与しているので、もう少し容態が落ち着くまでは
このまま様子を診ましょう」

さらに翌日の火曜日は院長先生の回診で

「意識がはっきりしているから、少し呼吸器を外してみようか」

口には管を入れたまま、その先を外してみると
酸素数値がみるみる落ちてしまうので

「もう少し様子を診ないといけないね」

 

ちょうど、家の前の桜が咲きだしていたので
ちょっとだけ枝を取って病室へ持っていき
母に見せると嬉しそうに眺め
自分の寝ているところから、もっと良く見えるところへ
置いて欲しいと手を動かし訴えるので

「早く家に帰って、桜を一緒に見ようね」

私の言葉に大きく頷くのでした。

 

母が脳梗塞で意識不明。 私がとった行動は ~入院から退院までの道のり~

 

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