第1話:2011年4月2日 父からの電話
2011年4月2日。
夕方17時頃、珍しく父から電話がかかってきて
父;「お母さんが呼吸困難を起こした。帰ってきてくれないか」
私;「えっ」
私;「すぐには行けない。19時からの仕事が終わったらすぐに行くから」
そう父に伝え、仕事を終えてすぐさま病院へ向かい
病院に到着したのは夜中の0時過ぎ。
病室に入ると、口に人工呼吸器を入れられ
白目になって目玉がギョロギョロと動く母の姿が。
なに、この状態!?((((。iдi。)))
すぐさま師匠に連絡し、状態を伝えると
「お前のかあちゃんまだ大丈夫や!仙骨を触れー!!」
「優しくな」と言われましたが
お尻の下に手を入れて仙骨を必死に摩り
母の体がピクピクと反応は出るものの
目はそのまま白目でギョロギョロと動き意識が戻らない。
その日は朝一から仕事があったので
私も眠気と戦いながら仙骨を摩っていたときに
ふと、いつも胸に身に付けていた水晶を手に持ち
母の仙骨に当てると
ゴホッゴホッゴホッ
母が咳き込み、呼吸器がピーピー鳴り出しました。
慌ててナースコールで看護師さんを呼び
痰の吸引をおこなってもらうと、母の目が白目から普通に戻り
「お母さん、分かる?」
声をかけると、母は頭をこっくりと頷き
ほっと一安心できたのが朝の4時でした。
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